さて、これまで「手首・肩・肩甲骨」を見てきました。
今回は「肘」について書いていきます
ベンチプレスの動作で肘が痛む・・・
スカルクラッシャー等の三頭筋のトレーニングで痛む・・・
などなど、色々と痛む動作があると思いますので、今回からは「肘の痛み」などについて解説していきたいと思います。
「肘のポキポキ音」や「肘の痛み」を改善する、こちらのケアもオススメです。
肘の痛みが出やすい場所と原因
怪我が多い場所としては、
この場所になります。
主な原因としては、
- オーバーワーク(トレーニングをやりすぎている)
- フォームによる負担
- 回復不足(栄養、セルフケア)
大きな怪我に繋がる兆候
- 痛みがあるが続ける
- いつか勝手に治ると思っている(痛みが取れてもほぼ100%再発する)
危険なサイン
- 日常動作でも度々痛む(手をついた時など)
- 負荷がなくても肘曲げ伸ばしで痛い
- 筋や腱ではなく関節が痛い
「痛みの原因」の部分で修正出来たり、「適切な回復処置」を取れれば基本的には悪化することはありません。
ただ、原因のセルフケア以外の部分は、個人差が大きすぎるのでここでは、セルフケアと簡単な肘の構造を紹介します。
肘の構造と動きからみる危険なサイン
肘は前腕の2本の骨と、上腕の骨1本で出来ていて、基本的には屈曲、伸展。
いわゆる曲げ伸ばしの運動のみとなります。
「回内、回外」は前腕の2本の骨の運動でしたね!
なので、肘の関節は、「屈曲・伸展」の可動域が非常に大事になってきます!
参考の可動域としては、肘を伸ばした位置(0度)からスタートし
屈曲:145度
伸展:0度
です。
どうでしょう??
もしかすると、筋肉が大きく発達してる方は
屈曲の可動域が狭いかも知れませんね!
これは、屈曲は筋肉で可動域の限界がきて、伸展は骨の構造で、制御をかけているのが大きな理由です。
なので、何も持たず伸展で肘の関節が
痛むと、関節を痛めてる可能性が高いです・・・
この場合は即座にトレーニングを中止した方が良いです。
そして、先程紹介した、上腕三頭筋の腱の部分は、おそらく肘が曲がった状態で負荷を受けた時に痛みが出るかと思います。
上腕三頭筋腱が痛む方は、痛い方を触るとかなり硬くなっていると思います。
この硬さと、痛みを放置すると
最悪の場合腱が断裂します!
大げさに言っているわけではありませんので、しっかりと次回から紹介するセルフケアをしましょう!!
次回、【ベンチプレス】肘の痛みに直結する上腕三頭筋!痛みのケアの方法は? お楽しみに!
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